9月! 秋が来ました!
時には、「叱咤激励」の関わり方も、必要です!
「命にかかわる危険な暑さ」という事で、エアコン無しで就寝するには、少し不安を感じる夜を過ごした8月でしたが、9月に入り、エアコン無しでも、眠れるようになり、過ごしやすくなりました。日中の残暑はまだ厳しいものがありますが、それでも、朝夕の涼しさに、秋の気配を感じます。 9月です。「実りの秋」ですね。感性が培われる素敵な季節です。秋にしかできない、様々な体験をたくさんして、豊かな心と丈夫な身体を作っていきたいと思います。コロナ禍なので、何もできないのではなく、コロナ禍の中にあっても、できるような方法を捜して、保育活動の実践を考えたいと思います。また、一方では、夏の疲れが出やすい季節でもありますので、ご家庭でも、健康管理には十分注意してください。 そして、秋にしかできない活動を、たくさん体験しましょう!!
さて、子ども達! 夏の間のプール遊びで、どのクラスの子ども達も、日焼けをして、少し逞しくなったように思います。わんぱく組の子ども達は、急におしゃべりが盛んになり、子ども同士の会話が盛り上がっていて、とても賑やかな保育室です。口も達者になって、行動も活発になってきた子ども達の力を、今度は、10月の運動会に向けて、発揮してほしいと思います。 わんぱくさんは、昨年、運動会を経験しました。今年は、1年経過して、更に成長した姿が、見られるのではないかと、今から楽しみです。
運動会の練習は、そのクラスの年齢にあった練習をしていきます。もちろん、練習ばかりではなく、秋ならではの活動も入れ込みながら、身体を使った運動会の練習、心を育てる活動、製作などバランスよくカリキュラムを工夫します。そうした中で、運動会の練習は、楽しく活動するだけではありません。みんなと一緒に行動しなければなりませんから、順番を守ること、やりたくないけど頑張ることを求められます。そのため、時には、注意されて泣くこともあります。いじけることもあるでしょう。あるいは、逆に、褒められて、嬉しいと思う時もあると思います。要するに、運動会の練習は、様々な精神活動を体験する場なのです。この精神活動の体験を「いやだなあー、保育園いきたくないなあー」と感じる子と、全く苦にしない子がいます。さて、皆様のお子さんはどちらでしょうか?(笑) しかし、この精神活動こそが、お子さんのこれからの生きる力につなっがているのです。「嫌なこと、辛いことを乗り越える力=生きる力」 と考え、時には「叱咤激励」の関わり方も、日常の生活の中に入れてみてください。
「叱咤激励」って、どういうこと?
ご家庭での料理作りを思い浮かべてみてください。毎日、同じ献立ですと、「えー、又今日も!」と、ご家族からブーイングをもらったりしませんか? その為に、やはり、栄養も考えながら、同じ献立が続かないように、日々工夫していることと思います。或いは、いつも同じ味付けのところに、少し薬味を入れたり、スパイスを加えてみると、「以外に美味しい!」と、新しい発見に新鮮な気持ちで食事を楽しめたりすることもあります。
子育ても似ていると思います。いつも同じ関わり方ですと、子ども達も、その関わり方に慣れてしまって、褒められた時も、叱られた時も、子どもの心に響いていません。料理作りのように、時には、薬味を入れたり、スパイスを加えてみるのです。それが、「叱咤激励」! 「叱咤激励」とは、「大声をあげて励ましたり叱ったりして、相手の気持ちを奮い立たせること」という意味です。大声はともかくとして、「イヤイヤ!」と後ろ向きになっている子供の気持ちが、「やる気!」に変わるようにするためには、子供の気持ちに寄り添っているばかりではなく、時には「叱咤激励」の関わり方も必要なのです。いつもとは違う関わり方で、子どももハッとします。そして、「いつもと違う! なぜだろう? どうしたらいいのかな?・・・」と、子ども自身で、自分の取るべき行動を考えるきっかけにもなるのです。特に、2歳になると、「イヤイヤ!」の連発が始まります。そういう時期だからと、寛大な気持ちで子供に寄り添っていると、むしろ「イヤイヤ」が更に、増幅する場合もあります。そんな時は、スパイス投入で、おうちの方も、頑張ってみてください。