2020年 新年のご挨拶を申し上げます。年の初めに思うこと・・・
新年 明けましておめでとうございます。 本年も、よろしくお願い致します。
皆様は、どのようなお正月をお過ごしになりましたか? 長いお休みが続きましたが、6日(月)から、平常保育が始まりました。楽しかったお正月のお休み気分から、気持ちを切り替えて、保育園生活のリズムを取り戻しましょう!!
さて、いよいよ、2020年オリンピックイヤーの幕開けです。今年はオリンピックに明け、オリンピックに暮れる1年になるのでしょうか? 日本の国全体で、東京オリンピックを盛り上げるための事業が各地で開催され、通常の年より、お祭り的な賑わいが多くなるのかもしれません。しかし、そのような社会の流れの中でも、未来の日本を担う子ども達と関わる私たちは、地に足のついた保育の実践を心掛けたいと思います。子供たちの成長と発達をしっかり見据えて、子ども達の可能性を更に伸ばしていく様な保育の実践をしていきたいと思います。どうぞ、保護者様のご協力よろしくしくお願い申し上げます。
年の初めに思うこと・・・・ コミュニケーションの大切さ!!
もう十何年も前のことです。「読売国際漫画大賞」の受賞作品の中で、笑いだけでは済まされない、社会を痛烈に批判している漫画がありました。舞台と客席が描かれていて、歌い手が携帯電話を通して歌い、聴衆も同じように携帯電話で歌声を聞いている。「まさか」というナンセンスの世界です。もう十年以上たちますが、この漫画は今でも、私の脳裏にしっかりと残っています。
なぜなのでしょうか? それは、全員が情報伝達の道具を手にしているのに、そこには、まるで「言葉」が存在していないような、不気味さを感じたからなのだと思います。 その漫画は、今の時代、「まさか」ではなく、否定できない現実となりました。携帯電話が普及し始めたころ、若者たちに、会話がなくなるのではないかという危惧がありました。あれから、時代は流れ、携帯電話で話す時代から、メールの時代になった現代では、会話がなくなるという危惧が、更には、文字を書くこと、読むことすらも、なくなってきたのではないかと思います。そして、その行きつく先が、コミュニケーションの喪失です。十何年前の携帯電話世代の若者が、今は、子育ての世代になりました。子育て真っ最中の世代の皆様方、お子様とのコミュニケーションは、大丈夫でしょうか? スマホを見ながら、授乳しているという事はありませんか? メールを打ちながら、お子様と食事をしているという事はありませんか? 人間同士の言葉やコミュニケーションは、豊かな感性を育てるためには、とても大事なことです。情報伝達の道具からではなく、生の声で相手に伝える言葉のすばらしさを再確認してください。そして、そのすばらしさを、お子様に伝えてあげてください。まずは、ご自身が、文字を読んで感じること、そして、子ども達に、絵本の読み聞かせをしてあげてください。子どもたちが、変わります!